2017/6/30 成分解析コナー⑬ ~ルベル編の巻~
今回はルベルコスメティックのイオセラムです。
以前に紹介したイオシリーズのマスク編です。
こちらの製品はミルボン製同様に、シャンプーでシッカリと難溶解成分を取り除いてから、シットリとする成分を補給するシステムなのかと思います。
タウリン系なので、まだ根こそぎといった感じでは無いのですが、相性はイイかと思います。
そして、セラム=美容液と言う意味なんでしょうね。
では、成分解析です。
・セテアリルアルコール(高級アルコール)
高い保湿効果で水分量をキープしてくれる。
ベビーローションにも配合されている。
・グリセリン(油剤)
原料は植物油脂から加水分解して生成しており、食品の保湿剤や日持ち工場として使用される。
また、化粧品の基本成分として使用されている。
様々な保湿成分を持ち、敏感肌やインナードライ肌の方にも使用できる安全な成分。
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンよりは保湿力は落ちる。
・シクロペンタシロキサン(油剤)
シリコーンの1つ。
コンディショニング、コーティング、つや出し効果。
シリコンの中ではベタツキがなくサラサラタイプ。
揮発性があるためサラサラと軽い仕上がりになる。
・ジメチコン(油剤)
シリコーンの1つで、保湿性が高く、光・熱・水等の影響を受けにくい。
使用感が良くなり効果が期待できる成分。
ケイ素由来なので、商品によっては無添加製品として販売している商品も含まれている。
・水添ポリイソブテン(油剤)
親油性増粘剤、エモリエント。
撥水作用の非常に高いコーティング剤。そのため艶々、サラサラになります。
デメリットとして、皮膜蓄積性が高いので、使用頻度を間違えるとベタベタとした質感になる恐れがある。
・ベヘントリモニウムクロリド(第4カオチン界面活性剤)
リンス剤と言った物です。
柔軟性、帯電防止。
補修成分ではなく、一時的に質感を向上させるだけのもの。
以上が大まかな成分です。
テクスチャーも馴染みが良く、素敵な商品だと思います。
ただ、髪のダメージを修復するよりも、ダメージヘアーを強力皮膜で抑えると言うタイプのトリートメントですね。
たまにはサラサラ髪を楽しみたい方にオススメです。
週に1回や2回はサラサラも良いんではないでしょうか?
毎日、重ねるとベタツキも出る可能性が考えられるので、強力皮膜を落とすクレンジングシャンプーの併用をオススメします。
僕的には好きな感触でした。
おしまい