2017/7/17 成分解析コーナー⑲ ~ミルボン編の巻~

渡邊 マサノリ

今回はミルボンさんのディーセス ノイ ドゥーエ ベロアリュクスの紹介です。

ディーセスブランド

ロングセラーです。こちらも、長い歴史をもっていますね。

しっとり感の強い商品。容器にもしっとり感が感じられますね。

だって、ベロアですからね。他にもシルク等もあったと思います。

こちらも古き良き、生きの長い商品です。

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では、成分解析です。

・ステアリルアルコール(油剤)

マッコウ鯨油から得られる高級アルコールでロウの様な油性成分。

クリームの基材として代表的な存在。

毛髪の滑り、ツヤを向上させ、頭皮や肌のコンディションを良くする。

悲劇は低いですが、まれにアレルギー反応が出る人も居るかもしれない。

・ジメチコン(油剤)

シリコーンの1つで、保湿性が高く、光・熱・水等の影響を受けにくい。

使用感が良くなり効果が期待できる成分。

ケイ素由来なので、商品によっては無添加製品として販売している商品も含まれている。

・テトラオクタン酸ペンタエリスリチル(油剤)

保湿や使用感改善の目的で使用される油性成分。

・ステアリルトリモニウムブロミド

第4級カオチン活性剤

修復目的ではなく、いわゆるリンス剤です。

・セタノール(油剤)

マッコウ鯨、ヤシ油、牛脂油等から作られます。

乳化安定や粘土調整に使われ、ツヤ、滑りを向上させる。

リンスやコンディショナーに使われる代表的な油剤。

・アモジメチコン(油剤)

ジメチコンよりも吸着力が強く、ジメチコンと比較すれば安全性は落ちるが問題はない。

傷んだ部分により吸着しやすく、取れにくい性質を持つ。

ただし、カラーやパーマ等が掛かりにくくなる可能性がある。

油分のベタツキ感を抑えて軽いなめらかな使用感を与えることから質感(テクスチャ)の調整剤に使われたり、

撥水性が強いことから耐水性の高い被膜をつくるために配合されます。

 

以上がおおまかな成分になります。

成分って難しいって感じた。

何が上だと良いのか、何がしっとり感を出す原因の一つなのか。

ベロアの様な質感なら、取る成分のシャンプーなら、もっとしっとり感を出してあげても良いようにも感じた。

これも個人差が出ますね。

 

 

おしまい

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