2021/3/11 歴史 ~1人じゃないノ巻~
吾輩にとって3月は、何かとイベント事や思い出や考える事の多い月です。
分かりませんが、教科書にも載っているのかなとも思う出来事。
あの日から10年。
早い様な、遅い様な。
早く経過して欲しいが、なかなか時間が先に進まなかった数年間。
今思えば、とても早く時間が過ぎていると感じる現在。
また、今だから言える事もあるのかなと。
自分が何故に仙台に来たのか。
何かが導いてくれた。
嬉しくはありませんが、ある意味、感謝ととらえたい。
もし経験しなかったら、もし離れた所で生活していたら。
全てに後悔の文字が浮かび上がるだろう。
防ぐ事なんて出来ないんだから、もう過去の事なんだから。
全ては経験値として学んだ事ばかり。
また我々の仕事にも大きな影響を与えた。
人の為に技術を提供するのが美容師。
自分は、それなりの生活が出来ればいい。
純粋に人の為に役に立ちたい。
自己犠牲ができる人になれれば何かしら返って来ると信じて。
当時は無料シャンプーから始まり、人の役に立ちたくて自社製品を作り。
今も何も変わらずに、純粋に人の為に役に立ちたい。
綺麗事の様に聞こえてしまいがちですが、吾輩は毎日思っている。
何があろうと、生涯美容師であり続けたい。
今だから話せるのかなと。
1人じゃないから、人の為に、スタッフの為に役に立ちたい。
身も骨も全てstadiumのスタッフに捧げて、命が尽きるまでハサミを持ち美容師へ、美容の楽しさを受け継がせたいね。
丸腰で仙台に、東北に来たんだからね。
毎年、ヒラ氏はこの日は必ず休ませている。
彼女も背負って生きている。
生涯を女川に捧げるのも彼女らしいよね。
それが今出来るのは1人じゃないからだと思う。
旦那が居て、後押しをする家族が居て、エールを送るstadiumが居るから。
1人じゃないからね。
あの時は吾輩は妻子や家族の事よりも自分を優先していた。
誰よりも自分の事を優先していた。
決して間違っている訳ではありませんが、広いココロを持てていなかった。
fatherは1人で立ち向かっていた。
吾輩の超えられない偉大な、一番尊敬する人。
father。
愛犬すら見向きもしないで、実家へ避難し、仕事優先・・・。
あの時、愛犬も1人で怯えていたよな。
狭くて、暗くて、寒くて、怖かったよな。
振り返ると後悔の想いがこみ上げてくる。
でも、今は違う。
だって1人じゃないから。
アクビほどの愛情は薄いかもしれないけど、アトムは1人にはさせません。
余裕は未だに無いけど、今は家族の為に、スタッフの為にに変わっている。
もう、自分の為にとは思わないだろう。
なぜならば1人じゃないからかなと。
終礼でも皆に伝えた。
「君たちと美容の話をして、皆の笑顔が見れている事に幸せを感じます」と。
1人じゃないから。
人が人の為に働き、皆で笑って、泣いて過ごす事が何よりの幸せだと思う。
今、自分が出来る事の全てをゲストに捧げて行こう。
stadiumはそんな事が叶う場所だと思いますとさ。
おしまい