2022/1/27 再会 ~古い髪とさよならノ巻~
先週の月曜日は我が愛弟子の「ヒラ氏」が髪を切りに来てくれた。
ヒラ氏もマイちゃんの気持ちになったでしょうね。
ご来店時は満席です。
皆の頑張りが見せられた気がする。
色々な経験を積んで更にパワーアップしたstadiumを見せられたかなと。
受付で見たヒラ氏の姿は・・・。
あれ、美容師ですよね?
染めてないヶ所の方が多くなってきていた。
我々美容師は人の髪は切ってあげる事は出来るんですが、自分の髪は出来ません。
これは医師でも同じ事が言えますね。
人の事は改善出来るんですが、何せ自分自身を治したり綺麗にしたりは出来ません。
近くで誰か居ないのか?って聞いたんですが、stadiumで切って欲しいって。
嬉しいよね。
注文はショートスタイルです。
私って何だかんだ言って、やっぱりショートだとおもうんですよね~って・・・。
確かに、ショートが似合うと思います。
バッサリと切る時はマスクを外してもらいます。
やはりイメージを想像するには輪郭って必要なんですよ。
あまり切りに来る事も難しいと思い、ウェイトは少しだけ低めの設定で切ってあげた。
それにしても凄まじいダメージと凄まじい癖・・・。
そりゃ半年ぶりのカットですし、ブリーチ履歴も4回。
毎日ゴリゴリにストレートアイロンを与え続けているので髪は痛い痛いです。
迷わずにハサミを入れます。
迷わずに削ぎを入れて行きます。
切られている人が一番分かる。
削がれている人が一番分かる。
stadiumのカットは、手を伝わってハサミが手に変わるんですよ!!
そのくらい繊細なんです。
だからこそ一番気を使う技術です。
濡れている時に一発目にハサミを入れる瞬間も気を使います。
そこからがスタートになるので最終的にウェイトがココに来るとか想像をしないといけないのでね。
stadiumでのトレーニングは、この長さで切るから最終的にこのウェイトになる事を大事にしています。
それが分かっていれば怖くはありません。
カット中にヘアカラーの話をしていきます。
ここからが心理戦です。
「中々染める事が出来ないからブリーチの所を無くして暗くても良いかなっても思っているんですよ」
コレは本音なのかな?
軽くジャブを打つ吾輩。
ナンダカンダ言っても明るいのが好きな人って、最終的には明るいのを選びがちです。
マイちゃんも同じですね(笑)
明るければ何をしてもいいんです。
暗くするのは自分でも御主人にでも頼めば出来るんです。
その為に吾輩は脱色をするベースを作ってあげたかった。
「えっ、今からブリーチするんですか?」
おいおい、君ならしているだろ?
吾輩の勝手な意志疎通ってやつ(笑)
ブリーチ時のシャンプー、カラー後の1回目のシャンプー、カラー後の2回目のシャンプー。
なるべく短時間で仕上げてあげたい一心ですが、全てに意味がある。
どこを洗い、どこを流すのか。
最近の吾輩のシャンプーをしてみた(笑)
ゴシゴシも分かるがモミモミも大事な事。
人が何を求めているのかも必要なんです。
本音を言えば、もっと時間は掛けたかったんですが御主人も待たせる訳にはいきませんからね!
残念ながら毛先は死んでいた・・・。
赤茶を入れたのに白くなっていた(笑)
少し反省点が吾輩にもあるんですけど。
何はともあれ、一緒に過ごせる時間が一番大事です。
本当は御主人が遅くなると2人とも想定していたので御飯でもって思っていたんですがね・・・。
でも、今時期なんで逆に良かった気がします。
気の利いた御主人が素敵な物を持ってきた。
福島県へ出張だったようです。
帰りにヒラ氏をピックアップをする感じでした。
ヒラ氏も仕事帰りにも関わらず、電車で女川から来たので何かを購入している暇はありません。
でも、皆が好きな物を沢山購入して来てくれた。
皆が一気に居なくなった時は相当に寂しい瞬間です。
本当は吾輩も一緒に帰りたいよ(笑)
営業が終わってから各スタッフとお話が出来たようです。
離れているけど離れて居ません。
ずっと、この4人の側に居るよって事だと思う。
じゃなきゃ「Near by stadium」って名は付けないよね。
素敵な時間を過ごせたし、過ごしたんじゃないかな。
今度はユックリと御飯でも行きたいね。
時が経つのは早いとさ。
おしまい