2022/12/18 親心 〜夢を現実に変えるノ巻〜
吾輩の脳みそは空っぽ・・・。
回転が早いですねって言われるが、実は空っぽだからなんです。
吾輩、色々と考えて話していたら何も話せなくなってしまいます。
ヘアーの事になると結果が分かっていますし、細かい施術があるので、順番や意味などを説明をしている。
それ以外の何気ない事になると結論を考えてから説明は出来ていない・・・。
この記事は会話ではないので、相手の事を聞いてから書き綴る事は出来ません。
だからこそ本来は慎重になって記事にしないとダメなんでしょうが、色々と考えて書いていたら何も記事にする事は出来なくなってしまいます。
数日前に「親の顔が見たいわ」と記事にした。
反省・・・。
忙しい土曜日の午後。
吾輩はカラーの調合をしていた。
チリリ〜ん。
扉が開き「いらっしゃいませ〜」
ん?
受付表とネット予約の状況を確認していたが、この時間にはご予約が入っていない。
いや〜、この状況ではお断り必死だよな〜。
「いつもお世話になっております太田マサタカの母親です」
・・・。
鳥肌が立ってしまった。
「親の顔が見たいと書いてあったので近くまで寄っていたので来てしまいました」
・・・。
やっちまった〜!!!
「少しですが、皆さんで」
ご丁寧に、申し訳ない気持ちで一杯でしたが、会えて嬉しかった。
綺麗でお洒落な方。
営業後に「子供が働いている所に親が行くのって勇気がいるんだぞ。俺なんて出来ないわ」
親心ってやつですね。
息子が働いている姿を見せてあげた。
コレもなかなか見れません。
でも、この職業は見せる事ができます。
昔ですが娘が幼稚園の時に、幼稚園までお迎えに行ってサロンで何時間も待たせた記憶がある。
パパは、こんな感じで働いているんだよって見せてあげられた記憶が蘇ります。
また、息子がこんな感じで働いているんですよって見せてあげられます。
今も昔も、この見せられる職業に関しては変わりません。
息子や娘が心配でなりませんし、楽しく働いてもらいたいって思う気持ちは親なら当たり前に思う事です。
人と出会い、沢山の経験を積んで自分の技量を上げて、素晴らしいパフォーマンスを披露できるのが技術職です。
コレは親や先輩の力ではなく自分次第です。
人は浮き沈みがあるのは当たり前の事です。
それに打ち勝っていかないと、この職業は続きません。
何事も努力をしなければ目標は達成できませんし、自分が思っているだけでは技術は付いてきません。
技術を習得するには真似る事だと思う。
何よりも今よりも上手になりたいって気持ちがなければ、時間を過ごすだけになってしまいます。
10月に入社をしたばかりの太田くんを、長い付き合いになっている「ジュンさん」のシャンプーに入れた。
「床屋の親を持つ俺からしたら、まだまだだけど丁寧っすね」って言っていた。
吾輩はカルテに「次は、もっと良いシャンプーを心がけよう」と記載していた。
彼はシャンプーをする前にカルテを見てから入っていたようです。
自分から「今日のシャンプーは如何でしたか?」って聞いていたようです。
お帰りの際に「いや〜、彼。シャンプーが上手になりましたね。シャンプーってこんなに大事なんだな〜って思いましたよ」
自分自身が相手に対する姿勢がある事で、自信へと変わると思う。
美容師になる事なんて簡単な事です。
色々な事を経験して、続けて行く事が難しい。
夢を現実に変える。
なる事が夢では無く、続けて生きて行く事が現実になると思う。
下手でも目標と強い意志を持って
簡単な事ではありませんが、自分を持ち、相手を敬い。
過去も大事ですが、時は動いている。
今よりも明日の精神が大事だね。
人も成るんです。
数年前のシャンプーよりも、stadiumで経験を積んだ息子の方が確実に上達をしています。
いつの日か、スタイリストになって親の髪を切っている姿が見れる事が吾輩の幸せです。
それは、やはり誰でも無く自分次第です。
お互いに親心を持ってかなと。
その日まで、楽しみにしてください。
近くに来たから寄っちゃいました〜、でも構いません。
またお越しください。
出会いと別れは、別れの方が多いんです。
だからこそ、出会いに感謝の気持ちを持って接して生きたい。
親心は永遠ですとさ。
おしまい