2017/7/2 成分解析コーナー⑭ ~中野製薬編の巻~
今回は、中野製薬のENUリペアメントCRです。
他にも2種類ありますが、試してみた結果CRが柔らかくまとまりを感じました。
テクスチャーは柔らかく、髪にも馴染みが良かった。
香も、僕好み。デイリーケアとしては合格点かと思います。
では、成分解析です。
・ジメチコン(油剤)
シリコーンの1つで、保湿性が高く、光・熱・水等の影響を受けにくい。
使用感が良くなり効果が期待できる成分。
ケイ素由来なので、商品によっては無添加製品として販売している商品も含まれている。
・ベヘニルアルコール(高級アルコール)
肌の保護、保湿、乳化安定剤、殺菌剤、リンス基材。
・セテアリルアルコール(高級アルコール)
高い保湿効果で水分量をキープしてる。また、ベビーローションにも配されている。
・アモジメチコン(油剤)
ジメチコンよりも吸着力が強く、ジメチコンと比較すれば安全性は落ちるが問題はない。
傷んだ部分により吸着しやすく、取れにくい性質を持つ。
ただし、カラーやパーマ等が掛かりにくくなる可能性がある。
油分のベタツキ感を抑えて軽いなめらかな使用感を与えることから質感(テクスチャ)の調整剤に使われたり、
撥水性が強いことから耐水性の高い被膜をつくるために配合されます。
・パルナミチン酸イソプロピル(油剤)
軽い質感の油剤。乳化安定、保湿、保護、柔軟効果による感触改善。
低刺激で油の重みの少ない軽い感触で浸透性に優れている。
・DPG(ジプロピレングリコール)
肌に対するベタつきが少なくサラッとした使用感で、グリセリン同様にベース成分の保湿剤として使われています。
伸びや滑りを良くする感触改良剤。
BG(ブチレングリコール)と同様に製品の保存性を高める働きがあるため、単独で使用するより様々な保湿成分
と組み合わせることで保湿効果を高めたり、滑りやのびをよくするなど質感を改善する目的で配合されます。
ちなみに1%までと決まっている。
・グリセリン
原料は植物油脂から加水分解して生成しており、食品の保湿剤や日持ち工場として使用される。
また、化粧品の基本成分として使用されている。
様々な保湿成分を持ち、敏感肌やインナードライ肌の方にも使用できる安全な成分。
セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンよりは保湿力は落ちる。
以上が、大まかな成分になります。
仕上がりは、そこまでシットリ感は感じませんが、内容成分は非常によく出来ていると思います。
こちらは、シャンプー、トリートメント共にかなり考えられた完成度の高い商品ですね。
メーカーさんの思い入れが感じました。
香も、僕好み。デイリーケアとしては合格点かと思います。
おしまい