2017/7/13 成分解析コーナー⑰ ~シュワルツコフ㋥の編~

渡邊 マサノリ

シュワルツコフ第2弾。

BCクア フォルムコントロール ヘアマスク

何気に渋く、古く、好きなブランド。

今回のトリートメントは全く違う成分が入っていました!

普通なら、何かしら同じような成分を入れて売りに出しているのだが、ここは流石ですね。

では、試してみましたがテクスチャも前回のとは事なり、馴染みが良い。

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また、仕上がりも僕好み。

マズマズです。

では、成分解析です。

・セテアリルアルコール(高級アルコール)

高い保湿効果で水分量をキープしてる。また、ベビーローションにも配されている。

・ジメチコン(油剤)

シリコーンの1つで、保湿性が高く、光・熱・水等の影響を受けにくい。

使用感が良くなり効果が期待できる成分。

ケイ素由来なので、商品によっては無添加製品として販売している商品も含まれている。

・アモジメチコン(油剤)

ジメチコンよりも吸着力が強く、ジメチコンと比較すれば安全性は落ちるが問題はない。

傷んだ部分により吸着しやすく、取れにくい性質を持つ。

ただし、カラーやパーマ等が掛かりにくくなる可能性がある。

油分のベタツキ感を抑えて軽いなめらかな使用感を与えることから質感(テクスチャ)の調整剤に使われたり、

撥水性が強いことから耐水性の高い被膜をつくるために配合されます。

・炭酸ジカプリリル(油剤)

粘性が低く、非常によく伸びるので肌を滑らかに整える天然のエモリエント剤。

・ベヘントリモニウムクロリド(第4カオチン界面活性剤)

リンス剤と言った物です。

柔軟性、帯電防止。

補修成分ではなく、一時的に質感を向上させるだけのもの。

・ジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムメサルフェート

ヤシ油由来のカオチン界面活性剤

カオチン界面活性剤の中でも特に低刺激で生成分解が高い成分。

他のリンス剤の様に、毛髪の柔軟化や帯電防止効果があります。

 

以上になります。

シットリ感も、ありますし、仕上がりも悪くない。

同じ会社ですが、しっかりと分けているのがいいですね。

長い名前の成分だけでは弱いのかな~って思ってしまいました。

やはり第4カオチン界面活性剤には頼らないとなんでしょうね。

 

 

 

おしまい

 

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